研究計画書の作り方

このガイドは、研究の検討を計画書にまとめ、計画書を提出する前に見直すためのものである。主に社会科学やビジネス研究を想定しているが、問いと方法の整合性、倫理、実行可能性の考え方は、ほかの分野にも応用できる。

リモート環境のソフトウェア開発チームの意思決定を例に、最初のメモから、文献による問いの見直し、調査と分析の計画、研究計画書の文章までを示す。

目次

マイルストーン1:研究課題、目的、RQの仮案を作る

到達点:5つの問いへの答えと提出条件などをメモし、「何を」「なぜ」「何のために」の内容を研究課題、目的、研究質問(RQ)、意義の仮案に整理できる。

マイルストーン2:文献を踏まえて問いと意義を明確にする

到達点:先行研究で分かっていることと未解決の点を整理し、研究課題、目的、RQ、意義を見直せる。何を明らかにし、なぜ取り組むのかを説明する導入の下書きを作れる。

マイルストーン3:問いに答える方法を具体化する

到達点:問いに答えるための対象、資料やデータ、収集方法、分析方法を具体化し、Two-Pagerにまとめられる。研究の質、実行可能性、倫理とデータ管理を検討し、実施の方針と見通しを示せる。

文献はマイルストーン2と3の両方で参照する。方法の検討で問いや目的が変われば、文献に戻って研究の意義も見直す。

マイルストーン4:研究計画書を作る

到達点:ここまでに考えた内容を、指定の形式に沿った計画書にまとめられる。口頭で補足しなくても研究の内容と意義が伝わるように整え、提出前の点検を終えられる。

付録

References