7. 探索、記述、説明の違い
知りたいことによって、研究の目的は変わる。Yinは、目的の違いから、探索的、記述的、説明的ケーススタディを区別している。
探索的ケーススタディでは、後の研究で調べる問いや調べ方を見つける。たとえば、窓口で何が問題かわからないなら、仕事を観察し、関係者の話を聞く。そこで、確認待ちが問題だとわかれば、それを次の研究質問にする。
記述的ケーススタディでは、実際に何が行われているかを明らかにする。窓口の例であれば、受付から送信までの手順、関係者の役割、問い合わせごとの違いなどを整理して、仕事の進め方を具体的に示す。
説明的ケーススタディでは、出来事の経過や結果が生じた理由を調べる。窓口の例であれば、なぜ確認待ちが長くなり、回答が遅れたかを調べた研究がこれに当たる。考えた理由が実際の経過を説明できるか、別の理由でも説明できないかを証拠から確かめる。
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