2. 考えられる理由と証拠を考える

調査を開始する前に、回答が遅れる理由として考えられることを書き出してみる。たとえば、「回答内容を一人の責任者が確認しているため、その確認待ちで回答が遅れている」という説明を考えてみる。こうした、調査で検討する主張のことを研究命題と呼ぶ。

他にも理由があるかもしれない。たとえば、回答に必要な情報を調べるのに時間がかかっているのかもしれない。あるいは、問い合わせ件数が多すぎて、担当者が対応を始められないのかもしれない。このように、同じ結果について考えられる別の説明を競合説明と呼ぶ。

考えた理由を確かめるために、以下のような証拠を集める。必要な証拠を先に考えておけば、ムダな資料を集める失敗を避けやすい。

考えられる理由 確かめることと、必要な証拠
責任者の確認を待っていた 回答案はいつ完成し、いつ確認を得たか。
→ 作成履歴、確認依頼、確認の決まり、責任者の勤務状況を調べる
回答案を作るのに時間がかかった 何を調べ、どの情報を待っていたか。
→ 回答案、調査の記録、担当者の説明を調べる
問い合わせが多く、着手できなかった 受付から着手までに何が起きたか。
→ 対応履歴、受付件数、担当者数を調べる

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