[映画] オデュッセイア(クリストファー・ノーラン監督)

  • 3時間は長いよ
  • 時代劇みたいなクライマックスが最高
  • ノーランはCG嫌いで有名だが、絶対に使わないわけでない。なんだけど、決してうまいわけではないので、ルックに関しては、まあ、ねえ、という感じだった。
  • 「ゼウスの掟」がテーマになっているので、これは先に調べておいたほうがいい
    • 藤村シシン先生のアトロクでの解説を聞くのがいちばんだろう。
  • ゼウスの掟:
    • 見知らぬ人でももてなす
    • 身元や用件を聞くのはもてなしたあと(身分の違いでもてなしを変えない)
    • 客を追い返してはいけない
    • 帰りたい人を引き止めてはいけない
    • 客はもてなしの厚意を悪用してはいけない
  • オデュッセウスは(ホメロス版とは違い)トロイの木馬作戦のことを悔やんでいる
    • これは「神への奉納物を悪用した」騙し討ちであり「ゼウスの掟が守られていない」と同義になっている
      • 言い換えれば「神への冒涜」であると同時に「人間同士の信頼の崩壊」を意味する
    • トロイア戦争以降、信頼関係が崩壊した世界になっている
      • そんな世界でも依然として掟を守っている
  • 一度壊れた信頼は元には戻らない
    • オデュッセウスがどれだけ悔いても、すでに信頼の崩壊を取り消すことはできない
      • せめてオデュッセウスが世界から「退場」することで幕引きとする
        • このあたりがノーランのアダプテーション